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ヘッドスピードと飛距離の関係(トラックマンをより楽しく)

  • 執筆者の写真: Taku Ouchi
    Taku Ouchi
  • 11月15日
  • 読了時間: 5分

更新日:4 日前

ヘッドスピードを上げる意味


トラックマン(→トラックマンの全貌とそのメリット)は、「ヘッドスピード」という言い方はしておりません。「クラブスピード」という表現を使っています。あまり日本人には馴染みがない表現でしょうか。

このクラブスピード(ヘッドスピード)は、インパクト直前のクラブヘッドの速度として測定され、もちろんですが、ゴルファーの飛距離を決定する大きな要素です。


クラブスピード(ヘッドスピード)を1m/秒上げるだけで、ドライバーの飛距離は最大6〜7ヤード伸びます。ドライバーのミート率は1.5が最大ですので、クラブスピード(ヘッドスピード)が1m/秒上がると、潜在的にボールスピードは1.5m/秒上がります。そこから4程度を掛けると、大体の飛距離の伸び方が計算できます。


トラックマンによると、最高記録のヘッドスピードは75.8m/秒だそうです笑。有名なドラコンプロ、セブ・トゥワデル氏によるものです(→セブ・トゥワデル氏のスイング動画)。パワフルすぎる!


トラックマンによると、PGAツアープロの平均値は、ドライバーで51.4m/秒、6番アイアンで42.0m/秒、LPGAツアープロの平均値は、ドライバーで42.9m/秒、6番アイアンで35.8m/秒とのことです。


トラックマンコンバインで計測された、アマチュアの平均も知ることができます。


男性アマチュア(ドライバー)

スクラッチ以上:49.2m/秒

ハンディキャップ5:45.2m/秒

ハンディキャップ10:42.5m/秒


平均ゴルファー(ハンディキャップ14.5):42.0m/秒

ボギーゴルファー:41.1m/秒


女性アマチュア(ドライバー)

スクラッチ以上:40.2m/秒

ハンディキャップ5:38.9m/秒

ハンディキャップ10:37.1m/秒

ハンディキャップ15:35.3m/秒


ヘッドスピード(クラブスピード)とスコアは正相関


このデータをみると、ゴルフのスコア改善のためには、クラブスピード(ヘッドスピード)を上げることは非常に重要な要素の1つと言えるでしょう。しかし、クラブスピード(ヘッドスピード)を上げることは、あくまでも、「潜在的な」飛距離を上げることに相当します。実際、男性アマチュアの平均クラブスピード(ヘッドスピード)は、LPGAツアープロと同等ですが、実際のドライバーの平均飛距離は20ヤード程度劣っているというデータもあります。しっかり芯に当たっているかどうか、スピン量が適正かどうか、で、クラブスピード(ヘッドスピード)が同等でも、飛距離に大きな差が出てしまうわけです。


とはいえ、やはりクラブスピード(ヘッドスピード)は重要な要素であり、これはどちらかというと、反復練習によってスピードを上げることもできるかもしれませんが、体の運動連鎖(ダウンスイング時の骨盤→胸郭→クラブ)の改善が重要な要素だと思います。よって、骨盤、胸郭の可動域を改善させるストレッチは非常に重要だと思います。


実際、私も、継続的にパートナーストレッチを行った結果、おそらく、半年で30ヤードほどドライバーの飛距離が伸びた印象です。練習量による要素もあると思いますが、ストレッチの効果も間違いないと感じています(→以前は250Yくらいだったのが280Y飛ぶことも)。


新宿インドアゴルフ&ストレッチスタジオ、Precise Golf lab新宿御苑前のストレッチ風景
ヘッドスピード向上に効果が期待できるストレッチ

ヘッドスピードとボールスピードの関係


ボールスピードは、ヘッドスピード(クラブスピード)とインパクトによって生み出されます。ボールスピードとは、インパクト直後のゴルフボールの速度のことです。


もしトゥやヒールに当ててしまった場合、ヘッドスピード(クラブスピード)がもたらす潜在的な飛距離を失わせてしまいます。加えて、過度なフックやスライス、ボールへの過度なダウンブローも、飛距離を減らしてしまう要因となります。


よって、インパクト時に生み出されるボールスピードこそが、ボールのキャリー距離を決定する最大の要因です。上述したように、クラブスピード(ヘッドスピード)を1m/秒上げるだけで、ドライバーの飛距離は最大6〜7ヤード伸びますが、この最大飛距離を得るためには、最大のボールスピードにしないとダメなわけです。クラブスピード(ヘッドスピード)と、ボールスピードの相関関係が思ったよりも悪い場合は、スピン量、スピン軸、インパクト場所などに問題があると思います。


クラブフェイスのどこでインパクトしているか、これも、トラックマンは何もシールを貼らなくとも、示してくれます。これもとても便利な機能です。


史上最高のボールスピード記録は、トラックマンによると、2023年10月、カイル・バークシャーが記録した108m/秒!。飛距離は579ヤードだそうです。。。→動画はこちら


このボールスピードを改善するためには、例えば、ボールの位置によっても大きく左右されます。ドライバーのアタックアングルを上げるべく、ボール位置を左足つま先あたりにもってくると、ボールスピードが大きく改善する可能性もあります。また、フェイスアングルとクラブパスをなるべく一致させるようにすると、ボールスピードは上がりやすいです。色々な要因によって、自分のヘッドスピード(クラブスピード)が無駄になるケースがありますので、これはご自身で練習しながら、または優秀なティーチングプロと相談しながら、考えていく必要があると思います。


ヘッドスピード(クラブスピード)*ミート率=ボールスピードですので、このミート率(Smash Factor)を上げることも、ゴルフ上達にとってもっとも重要な要素の1つです。ミート率については、また別の記事で書きたいと思います。


Precise Golf Lab 新宿御苑前店では、最新のトラックマン4、傾斜プレート付SDRを利用して完全個室で練習することが可能です。また、優秀なトレーナーによるパートナーストレッチも通い放題プランがあります。そして、レッスンオブザイヤーにも輝いた、永井延宏プロによる、トラックマンを使用した個人レッスンも受講可能です。


ご自身のクラブスピード(ヘッドスピード)やミート率がどの程度なのか、ご興味を持たれた方は、是非ゴルフ&ストレッチ無料体験にお越しください。トラックマンのデータの見方、活用方法などは、Trackman Certified Professional Level2 を取得しているオーナーの大内が体験時も、入会後も、常に無料で説明させていただきます。

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