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ミート率1.50を出す条件とは?トラックマンで見るプロとアマチュアの決定的な違い(トラックマンをより楽しく)

  • 執筆者の写真: Taku Ouchi
    Taku Ouchi
  • 2025年11月16日
  • 読了時間: 8分

更新日:2025年12月3日

なぜ「マン振り」すると逆に飛ばないのか?ミート率1.50を阻む「物理的なエネルギーロス」の正体と、効率よく芯で捉えるための3ステップ練習法



ミート率は最も重要なデータの1つ


トラックマン(トラックマンの全貌とそのメリットは、様々な計測データを提供してくれますが、そのなかでも、ミート率は最も重要なデータの1つと言えます。


ミート率は、ボールスピードをクラブスピード(ヘッドスピード)で割った値であり、クラブヘッドからゴルフボールへ伝達されるエネルギー量に関係します。


ミート率の公式

ミート率が低い場合は、クラブスピード(ヘッドスピード)を、ボールスピードへ効率的に伝達できていない可能性があります。最大のミート率は、クラブやボールの反発係数(COR)によって制限されています。ドライバーは、COR=0.83にルールで制限されています。一般的に、CORが0.001上がると、飛距離が1ヤード伸びると言われています。この反発係数を除き、このゴルフボールへのエネルギー伝達に影響を与える要因として、インパクトの位置、ダイナミックロフト(スピンロフト)、クラブとボールの重量差など、様々な要素が関与します。


想像のとおり、クラブヘッドの中心で打ち、かつ、スピンロフトが低ければ、ミート率の値は大きくなり、飛距離が伸びます。トランポリンを考えると理解しやすいと思いますが、中心で飛べば、大きく反発します。端っこで飛べば、あまりうまく飛べません。これはゴルフクラブも同様です。そして、クラブヘッドのエネルギーを、スピン量(スピンロフトが決定要素)に変換させ過ぎずに、適正値に抑えれば、推進力(=飛距離)が上がるわけですね。


トラックマン4では、ヘッドにシールなどを付けることなく、クラブヘッドのどこにボールが当たったのか、分かるようになっています。これはとても便利です。この画像を練習時にみてみると、中心からヒール側、もしくはトゥ側に10mm程度ずれただけでもミート率はかなり下がります。ミート率が1.5から1.4になるだけでも、例えば、40m/sのクラブスピードの人であれば、20ヤード弱飛距離が変わってきます。クラブスピードが早くなればなるほど、理想時との飛距離の差は大きくなります。


トラックマンはボールが当たった場所を示してくれる
トラックマン

ドライバーの理想的なミート率は1.5


ドライバーの、理想的なミート率は1.5です。つまり、ヘッドスピード(クラブスピード)の1.5倍のボールスピードになることが、ドライバーの場合はベストショット、というわけです。クラブのロフト角が大きくなればなるほど、理想的なミート率は低下します。PW(ピッチングウェッジ)の理想的なミート率は1.25前後です。


トラックマンによると、ツアー平均値は以下の数値です

PGAツアープロ

ドライバー: 1.49

6番アイアン:1.39


LPGAツアープロ

ドライバー:1.49

6番アイアン:1.41


そして、トラックマンコンバインでの、アマチュアゴルファーの平均値ですが、


男性アマチュア(ドライバー)

スクラッチ以上:1.49

ハンディキャップ5:1.45

ハンディキャップ10:1.45

平均ゴルファー(ハンディキャップ14.5):1.44

ボギーゴルファー:1.43


女性アマチュア(ドライバー)

スクラッチ以上:1.46

ハンディキャップ5:1.45

ハンディキャップ10:1.45


となっています。男性アマチュアと、LPGAツアープロの、ドライバーのヘッドスピード(クラブスピード)はほとんど同じですが、このミート率の差によって、飛距離が20ヤードほど変わってしまいます。自分が安定的にクラブヘッドの中心近くにボールを当てることができる「範囲内」で、ヘッドスピード(クラブスピード)を上げていくことが重要になります。マン振りすれば、大体の人は、ミート率が下がってしまうと思います。ボールスピードは、ヘッドスピード(クラブスピード)とミート率の掛け算ですから、結局、マン振りしたら飛距離落ちちゃった、ってことがよくあるわけですね。


トラックマンで練習するときに、どの程度自分が力いっぱいスイングしたときに、ミート率が下がり始めるかもわかると思いますので、自分の感覚と数字を合わせて、自分の適正なフルスイングを体に覚えさせることも有意義な練習方法のひとつでしょう。


なるべく中心に当てるようにするためには、練習することが不可欠ですが、これは当然、筋力は関係ありません。適切なリズム、タイミングの取り方、テンポを自分自身で見つけていくことが重要だと思います。


また、個人的には、うまく当たらない、ミート率が低い時というのは、得てして、自分の体とボールの位置がずれている時が多いです。なんか窮屈だな、、まあいいや、打っちゃえ、みたいな時は大体ダメです笑 やはり、しっかりボールの位置が、自分が打ちやすいところにいつもあることがとても重要です。あとは、バックスイングで色々考えすぎると、再現性が落ちてしまうために、ミート率が落ちてしまうと思います。特にラウンドの時は何も考えず、タイミング、テンポだけを考えて打つとうまくいくのではないかと思います。


ミート率が上がらない「2つの物理的な原因」


「真ん中に当たっているはずなのに、なぜかミート率が低い(1.40前後しか出ない)」という悩みを持つ上級者は少なくありません。実は、ミート率を下げる要因は「打点のズレ」だけではないのです。


1. 入射角とフェース向きのズレ(エネルギーロス)


ここで重要になるのが、以前の記事でも解説したスピンロフトです。


たとえフェースのど真ん中で捉えたとしても、クラブの軌道(クラブパス)に対してフェースが開きすぎていたり、極端なダウンブローで打っていたりすると、エネルギーは「ボール初速」ではなく「スピン」に使われてしまいます。これを「Glancing Blow(かすり当たり)」と呼びます。スライス回転がかかるカット打ちの人が、どれだけ振っても飛ばないのは、物理的に力が逃げている(ミート率が低い)からです。ミート率1.50を目指すなら、ドローヒッターのように「掴まった球」を打つ軌道修正が必要です。


2. そもそもクラブが長すぎる・重すぎる


現代のドライバーは45.5インチ〜45.75インチが主流ですが、これはアマチュアには長すぎて「芯に当てる確率」を著しく下げている可能性があります。


実は、ドライバーを0.5インチ〜1インチ短く持つ(または短尺シャフトにする)だけで、ヘッドスピードが多少落ちても、ミート率が劇的に向上し、結果として「平均飛距離」が伸びるケースが多々あります。「一発の飛び」より「平均の飛び」を求めるなら、道具のスペックを見直すのも一つの正解です。


今日からできる!ミート率1.50に近づくための練習法


ただ漫然と打っていてもミート率は上がりません。トラックマンのデータを活用しながら、以下の3ステップで練習してみてください。


ステップ1:ハーフスイング(ビジネスゾーン)で「1.48」を出す


いきなりフルスイングで1.50を目指すのは困難です。まずは腰から腰の高さの「ハーフスイング」で練習します。この振り幅なら、力みが取れて芯に当てやすくなります。この小さな振り幅で、トラックマンのミート率が「1.45〜1.48」あたりの数値を安定して出るようになるまで繰り返します。ここで芯を食う感覚(手に残らない厚いインパクト)を脳に記憶させることが最速の近道です。


ステップ2:打点シール(ショットマーカー)で「視覚化」する


「感覚」は嘘をつきます。「真ん中で打てた」と思っても、実際はヒール寄りだったということは日常茶飯事です。練習では必ずフェースに貼る「打点シール(ショットマーカー)」を使用するか、トラックマンのインパクト位置データを確認してください。「ヒールに当たった時の打感」「トゥに当たった時の音」を、実際の打点位置と照らし合わせる作業(カリブレーション)を行うことで、修正能力が身につきます。


ステップ3:あえて芯を外す「打ち分けドリル」


逆説的ですが、意図的に「トゥで打つ」「ヒールで打つ」練習をしてみてください。

「どこに当たっているかわからない」状態から、「自分でコントロールして外せる」状態になれば、逆に「真ん中に当てる」ことも容易になります。自分の身体感覚とヘッドの動きをリンクさせる、上級者向けのドリルです。


アイアンも理想的なミート率があります


ドライバーは1.5が適正値ということで、分かりやすいですが、ではアイアンやウェッジの適切なミート率はどのくらいなんでしょうか?自分のクラブや、自分のスイングで、どれくらいが理論上の上限に近いのか、分かりづらいですよね。


トラックマン4では、「そのクラブとスイングで出せる最大値」を基準に、どれだけ効率よくエネルギーを伝えることができたかを正規化したSmash Indexという指標もあります。


ある人の、例えば7番アイアンでの最大ミート率想定値が1.36だとします。実測が1.32であれば、Smash Index=1.32➗1.36=97%、となります。


・98%〜100%:ほぼ芯に近い、かなり効率の良いヒット

・90%〜98%:フェイスのセンターをやや外した

・90%以下:はっきりとしたミスヒット(ダフリ/トップ/大きくフェイスセンターを外したあたり)


など、アイアンでも理想と比較することが可能となります。



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