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9つの弾道はフェイストゥパスの差(トラックマンをより楽しく)

  • 執筆者の写真: Taku Ouchi
    Taku Ouchi
  • 11月8日
  • 読了時間: 5分

更新日:4 日前

ボールの曲がり方はフェイストゥパスで決まる

9つの弾道

ボールの弾道は、大きく分けて9つの種類があります。


①、②、③は、左右打出角はほぼ0、まっすぐ飛び出しています。


④、⑤、⑥は、左右打出角はマイナス、左に飛び出しています。


⑦、⑧、⑨は、左右打出角はプラス、右に飛び出しています。


まず打出角の違いで大きく3種類に分けられ、そこからさらに、左に曲がるか、右に曲がるか、まっすぐ飛ぶか、で3種類、合計 3*3=9種類、ということですね。


左右打出角は、70%〜80%、フェイスアングルによって決定されると書きました。フェイスが開いて当たれば、弾道は⑦か、⑧か、⑨、フェースが閉じて当たれば、弾道は④か、⑤か、⑥になります。


では、その角度で打ち出されてから、さらにそこから左に曲がるか、右に曲がるか、まっすぐ飛ぶか、は何で決定されるでしょう。


これは、トラックマンで練習するうえで重要なチェックポイントである、フェイストゥパス、が大きな要因となります。それ以外には、インパクトロケーションによるギア効果も大きな要素ですが、芯にヒットした場合は、ボールの曲がり方は、フェイストゥパスがゼロでない場合、ボールはフェイスアングルの方向へ、クラブパスから離れる方向へ曲がる傾向があります。なお、フェイストゥパスはターゲットラインに対する値ではありません。  



フェイストゥパスとは、測定されたフェイスアングルとクラブパスの角度差です。例えば、負のフェイストゥパスはクラブパスに対してフェイスアングルがクローズであることを示し、正のフェイストゥパスはクラブパスに対してフェイスアングルがオープンであることを示します(右打ちのゴルファーの場合)  



フェイストゥパスとは

 この図の場合、フェイストゥパスはマイナス15度となっています。この時、左右打出角が0度、まっすぐ打っていたとすれば、この場合、ボールはまっすぐ飛び出して、左に曲がっていく、②のような弾道となります。


フェードかドローか、自分の特徴を把握しよう


下の写真は、プリサイズゴルフラボでの、トラックマンの測定データのモニターを撮影したものですが、6番アイアンで打ったデータです。クラブパスは、右下の図のとおり、アウトサイドインで1.8度、フェイスアングルはマイナス0.4度(ややクローズ)となっています。この場合、フェイストゥパスは、(マイナス0.4)ー(マイナス1.8)=プラス1.4度となります。

フェイスアングルは、やや左、クローズですから、左に打ち出されてから、右に曲がる弾道、つまり、上記の図でいえば、③のような弾道になるわけですね。いわゆるフェードボールですね。


フェードボール

では、次のデータを見てみましょう。今度は、クラブパスはインサイドアウト1.2度、フェイスアングルはプラス0.3度(ややオープン)ですので、フェイストゥパスは、(プラス0.3度)ー(プラス1.2度)=マイナス0.9度、となります。


フェイスアングルはやや右、オープンですから、右に打ち出されて、左に曲がる弾道、上記の図でいえば、②の軌道になるわけです。いわゆるドローボールですね。僕のアイアンの持ち玉はフェードなので、ドローにするのにかなり苦労しました笑。


ドローボール

そして、ドローにしようとして失敗した弾道が下の図です。クラブパスは、インサイドアウトでプラス1度ですので、ドローボールを打つために必要な軌道となっておりますが、一方で、フェイスアングルは4.1度も開いてしまってます。


この場合、フェイストゥパスは、(プラス4.1度)ー(プラス1.0度)=プラス3.1度、です。ですので、右に打ち出され、さらに右に曲がってしまう、上の図でいえば、⑨の弾道、いわゆる、プッシュスライスボールになってしまっております。このクラブパスの場合、フェイスアングルが0度〜プラス1.0度の範囲に収まっていれば、綺麗なドローになったわけですが、4.1度開いたので、このような弾道になった、ということですね。


プッシュスライスボール

ということで、ご自身で練習される際、このフェイストゥパスは非常に重要な指標となりますので、必ずチェックしていただければ、と思います。


PGAプロのように、300ヤード以上を安定して飛ばすトッププレイヤーにとって、PGAツアーのフェアウェイ幅が通常30~32ヤードしかないことを考慮すると、最大1度のフェイス・トゥ・パス差が安定した正確なドライバーショットに不可欠です。300ヤード地点で1度のフェース・トゥ・パス差は12ヤードの曲がりをもたらします。


ということで、300ヤード以上飛ばしながらも、フェイストゥパスを1度以内に抑えて、フェアウェイに落とす、彼らは、本当に、化け物ですね笑


この記事に関連して、シミュレーションゴルフで練習する際のメリット・デメリットをまとめた記事も参考にしてください。


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