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ボールが飛ぶ方向はフェイスアングルで決まる(トラックマンをより楽しく)

  • 執筆者の写真: Taku Ouchi
    Taku Ouchi
  • 11月7日
  • 読了時間: 5分

更新日:2 日前

Precise golf lab 新宿御苑前では、トラックマン4で毎日練習することが可能です。


体験に対応させていただいた時に、トラックマン4でデータを見た時に、なぜ自分のボールが右に飛んだのか、左に飛んだのか、良くわからない、という方も多いです。


フェイスアングルが、左右打出角を決める


これはD-Plane理論で説明ができるのですが、難しいことを抜きにして、結論から申し上げると、ドライバーの場合、フェース面の方向(フェイスアングル)が、打ち出し方向の約80%、アイアンの場合、フェース面の方向が、打ち出し方向の約70%を説明することになります。


つまり、ドライバーで、フェースが右に5度向いていれば、ボールは4度ほど右に飛び出す、ということになります。クラブ軌道が、ボールの打ち出し方向を決めるわけではないんですね。クラブ軌道の影響は、ドライバーの場合、打ち出し方向の約20%、アイアンの場合、約30%しか影響を及ぼさない、ということです。


それ以外にも、クラブの種類、ボールの種類、摩擦などもこの比率に僅かに影響はしてきます。


打ち出し方向を変えるために、クラブ軌道を変えようとすると、大きく変える必要がありますが、フェイスアングルの場合は、少し変化するだけで、打ち出し方向が変化します。


フェイスアングルとは、インパクト時の、ターゲットラインを基準としたフェイスの向きのことを言います。正確には、クラブとボールが接触した中心地点で計測されます。ドライバイは、フェースが曲がっていますので、中心で当たるよりも、トゥ側(先寄り)に当たったほうがオープンになります。ヒール側(根本寄り)にあたれば、クローズなフェイスアングルになります。


フェイスアングルは、ボールの打ち出し方向に大きな影響を与えるため、非常に重要です。グリップ、ボールの位置、スイングのトップでの手の位置、インパクト時の手の位置などで様々に変化していきます。


また、多くのゴルファーは、アドレス時にフェイスを左に向けてしまっているとも言われます。特に、ロフト角の大きいクラブ、ウェッジ等で、この傾向がさらに顕著になります。そうすると当然、インパクト時にもフェイスが閉じて当たってしまいやすいですから、注意が必要ですね。


打ち出し方向に、障害物があるケース、よくありますよね。この場合、どうしたらいいでしょうか。一番大事なことは、フェイスの向きが、必ず、障害物を避けた方向に向いている必要があります。そして、クラブパスは、フェイスの向きよりも更に避けた方向、外側の方向を通る必要があります。そうすると、障害物を避け、ドロー、またはフェードで、目標方向に向かっていくはずです。


個人的によくある失敗は、フェイスはうまく外側に向いてボールを当てることができたとしても、クラブ軌道が更に外側方向を通す勇気があまり出ずに、フェイスの向きにまっすぐボールが出てしまうことです。勇気をもって、極端に振っていく必要があるんですが、なんか、怖いんですよね笑 


さて、トラックマンで練習する場合、フェイスアングルは、当店の画面でみると、そのまま「フェイスアングル」と表示されているものになります。ここでは、マイナス0.3度、となってますね。マイナスというのは、全般的なトラックマンの表現でいくと、「左」か、「下」を意味します。ですので、この場合、インパクト時に、フェイスが0.3度左を向いている、ということになります。


そしてこのフェイスアングルが、ボールの打ち出し方向を決めるというわけです。


当店の画面でいくと、ボールの打ち出し方向の表示項目は「左右打出角」と書いています。


左右打出角は、ターゲットラインに対するゴルフボールの打ち出しの水平角であり、クラブフェイスからボールが離れた直後に測定されます。


この写真だと、マイナス0.4 deg(度)となっています。マイナスというのは、全般的なトラックマンの表現でいくと、「左」か、「下」を意味します。左右打出角がマイナス、という場合は、ターゲットラインに対して、左に飛び出しましたよ、ということですね。ここの数値がプラスの場合は、ターゲットラインに対して、右に飛び出しましたよ、ということです。この左右打出角の数値の80%は、クラブフェースの向き、当店の画面でいくと、「フェイスアングル」によるものだよ、ということですね。実際、フェイスアングルはマイナス0.3度と、やや左に向いていることがわかります。


トラックマンの計測データ

そしてこの、左右打出角と、スピン軸の傾きが、9つのボールの飛び方を形成することになります。スピン軸については、また違うブログに、記載しています。


この記事に関連して、シミュレーションゴルフで練習する際のメリット・デメリットをまとめた記事も参考にしてください。


Precise Golf Lab 新宿御苑前店では、最新のトラックマン4、傾斜プレート付SDRを利用して完全個室で練習することが可能です。また、優秀なトレーナーによるパートナーストレッチも通い放題プランがあります。そして、レッスンオブザイヤーにも輝いた、永井延宏プロによる、トラックマンを使用した個人レッスンも受講可能です。


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